神経ギリギリ水平埋没の下の親知らずの抜歯は痛い?その後の経過も含めた体験談。

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歯のトラブル

今回は水平埋没の親知らずを抜歯した時のお話

親知らずの抜歯と聞いただけで怖いですよね。痛いですよね…!
私は過去に2本抜いていますが、どちらも埋没で切開してから抜いています。

3本目に抜いた親知らずは、水平埋没に加えて、歯の根が神経ギリギリにあるというパターンのやつでした。
レントゲンではすぐ真下、つくかつかないかのところに白い線がスーッと通ってて。血の気もスーッと引きました。

ちなみに、なぜ親知らずを抜歯することになったのかというと…
この親知らずが原因で「智歯周囲炎」を起こしてしまい強い痛みがでたため、しぶしぶ抜歯という運びになりました。

こちらについては別記事でまとめてありますので興味のある方はぜひ。痛い話です。

さて、話をもどします。

親知らずの抜歯とその痛み、その後の経過などを書き綴っていきたいと思います。

目次

抜歯の経緯

冒頭でも触れましたが、親知らずが原因で智歯周囲炎というのになっちゃったんですよね。

親知らず本体が虫歯になったわけではなく。
水平に埋没している親知らずの角がすこしだけ歯ぐきからのぞいていたようで、そこからバイキンが入り悪さをしたというわけです。

結果、周辺の歯茎が炎症を起こしてしまい、耐えがたい痛み出てきたのですぐに歯医者へ行きました。

診察からの抜歯決定

前のかかりつけの歯医者で上の親知らずを抜いたことがあるのですが、その時は、「親知らずが問題だね〜、抜く?え?うん、今から」ってな感じで軽く言われたことがあるので、今日もこのまま抜かれちゃうかも!!(汗)と覚悟を決めて行ったのですが、現かかりつけの先生は「さすがに今日の今日で抜かないけどね〜」と。

……で、ですよねー!?よかった。

そんなわけで、その場では親知らずのレントゲンを見てどうなってるかの確認です。

水平は水平なんだけど、ほんの少しだけナナメになっててその頭がちょーっとだけ歯茎から顔出してます。根元を見ると真下に白い管のようなものが。

そう、神経です。

先生がレントゲンをみながら、「神経がかなり近いね〜どうしようかなぁ」なんて言うから覚悟が揺らいできてしまった。

しかも根っこが曲がってると。親知らずあるあるですね。上の親知らず2本も釣り針みたいに根っこが見事に曲がってて先生を困らせていました。なんなのみんなして、反抗期なの。

少々難ありのようですが、また智歯周炎の痛みを味わいたくないので抜くのは確定。親知らず抜歯手術をするに当たっての説明を受けてから、同意書にサインをしました。
前の歯医者は同意書とかなかったから今回おっかなびっくりでサインしました。でも、麻酔も切開も縫合もするんだからこっちが普通だよね…?

神経が近い分、麻痺が残ったりする可能性もあるんだろうし。

先生の抜歯大作戦としては、神経が近いから力任せに抜くのではなく、もし引っかかってなかなか抜けない場合は上部分のみ切り取って根元を残す作戦に切り替えますとのこと。手術感がすごくなってきた。

根元を残しても特に問題ないこともわかっていると説明を受けました。残った根元は歯茎が覆いかぶさって骨の一部となる的なこと言っていました。でもその場合1ヶ月くらい消毒に通わなきゃいけないみたい。1か月の通院は正直面倒&大変。
とにかく強引に抜いたりして麻痺が残ったりしないように最善の方法で抜歯してくれるようです。

1回目の診療はここで終了し、抜歯の予約をして次回決行です。

親知らずを抜歯!

当日、予約時間少し前に行くと程なく通されて、歯科衛生士さんに体調の確認と検温、血圧を測定されました。
体温が37.4℃と微熱気味でしたが、体調になんら変わりないので抜歯をお願いしました。

その後、心拍数を常に監視するために指先に機械を挟んで装着。
歯科によって違うと思いますが、ここまでしてくれるんだな~と驚きました。

つけた瞬間から部屋に響き渡る心拍数。
なんだろう、すごく恥ずかしかった。
先生がくると同時に心拍数がぐーっと上がり、静かな個室に響き渡る早めのピッピ音。ああ私の心臓の音が聞かれていると思うともう落ち着かない。緊張がモロばれ。

さて、そんな状況のなか、まずは麻酔です。
ここの先生は表面麻酔(歯ぐきに塗る麻酔)はしない先生なんですが、麻酔注射が上手で全然痛くないんです。

今刺したかな?くらい。
私の中で麻酔注射が痛くない歯医者さんは上手い!と確信しています。

それからなんかカチャカチャやっている音が聞こえましたが、まだ歯に感覚があったので、手遅れになる前に痛いですと伝えると、「神経がすごく近いから痛みがダイレクトに伝わっちゃうんだよね〜」といいながらさらに麻酔を追加してくれました。

ここからはもうなんの感覚もなくて全く痛くない。下の親知らずは麻酔が効きにくいから痛い、とかよく体験談にあったけど私の場合全然そんなことなく、しっかり麻酔が聞いて無痛でした。

20分くらいだったでしょうか。カチャカチャやったり、途中ドリルが登場して親知らずを分割しつつ抜歯は完了しました。
上の親知らずの時はドリル音と振動が直接脳に響いて、ピカチュウの超音波をくらったらこんな感じなのかなって思いながらまじで意識が飛びそうになりましたが、今回は下だからか全く平気でした。

順調に行ってると思っていたのですが、抜いた親知らずの根元の曲がりがレントゲンでみたのとは少しズレがあったみたいで、「難しいな…すんごい曲がってるわこれ、だめだわ」と先生。

だめだわってなに?!?!と上がる心拍数。恥ずかしいよもうやめて心拍数落ち着いて(;ω;)

その後少しして抜歯完了。だめじゃなかった。

なにやら処置(消毒かな)を施してから縫合。縫合の手際が良すぎてびっくりしました。痛くありませんでしたが、縫合した糸を縛る時あまりの力強さに歯茎が千切れないか不安でした。

全部の処置が終わり見せてもらった親知らずの根は見事に90度に曲がっていて、頭部分は見事に三分割。そして根元には歯肉が少々ついており…やめてみせないで…。

普段落ち着いていて静かな先生ですが、どういうふうに抜歯したかどこが難しかったかなどをすごくドヤっと説明してくれて、先生がとても一所懸命に抜歯してくれたことが伝わって好感持てました!
抜かれた後でうまく喋れずあまりいいリアクション取れませんでしたが…。

下の歯という事で顎にかなりの力が加えられたのではないでしょうか。外れなくて本当によかった。最後に綿噛んでって言われたときちゃんと口が閉じるかすごく不安だったんです。抜歯中はひたすら顎をかばう20分間でした。

抜歯後は5分くらいそのままの体制で綿噛んで休んで、帰る前に綿とって終了。違う歯医者の時は30分は綿を噛み締めたから、綿外されて返されたのに衝撃。しっかり縫合したからかな?麻酔をしっかりうってもらったためかその後もとくに大した出血もなかったです。

この時点からすでに歯茎がムズムズしていたので、帰ってすぐに痛み止めのカロナールを飲みました。1回二錠なのに勘違いで1錠だけしか飲まなかたからか効きが微妙で6時間後に常備してあるロキソニンS plusを飲みました。
(後日先生一錠じゃ効かないからね、と言われ。効いてなかったんかーい)

ロキソニンのが効くのか、すぐに痛みが和らぎました。ロキソニン様々です。

抜歯後の痛みと経過

痛みのピークは4〜6日あたりで腫れは大したことないものの、すごく痛みました。
以下経過です。

当日

我慢できるくらいの痛みで薬も効くし、割と余裕じゃないの。下の親知らずヤバイって聞くけど大したことなかったやったー^^
お腹減っていたので少量だが普通に夕飯を食べる。魚の煮付けとか具沢山スープとか。

2日目

抜いた側の頬が多少腫れていた。薬を飲まなくても大丈夫なくらい痛みは少ない。
消毒に歯医者へ行く。
先生には、ほぼ痛みもなくなりました!(ドヤッ)と報告。
この時の余裕な自分を殴りたい。

義両親に外食に誘われ、オッケー!と二つ返事で広東料理のお店へ行きました。この時の余裕な自分を殴りたい。

3日目

だんだん痛くなる。ふとしたときにキーン、と痛む。
食べるのが困難。走ったりジャンプしたり、激しい動きが痛みに響いてつらい。

4日目

断続的ではないけど、鋭い痛みがたびたびきて落ち着き気配がないのでネットで事例を知らべる。(いやまず歯医者に電話しろよと。。)
4日目にピークが来たって言ってる人もいて、明日にはマシになるかもと耐える。

5日目

相変わらずたまにくる鋭い痛みはなくならず夕飯食べていたらいきなり最高潮の痛みがやってきて、あまりの痛みにフリーズする。目の前で子どもたちがおかずで遊び始めたけれどひたすら痛みに耐えることしか出来ない。

次男がしめたとばかりにみそ汁に手を突っ込んでかき回していたけど見ないふりしてひたすら痛みに耐えることしか出来ない。

6日目

朝起きて口を消毒したらまた昨夜のような最高潮の痛みがくる。痛みが一旦おさまったと同時に、歯医者に電話すると、すぐ来ていいとのことですぐ行って見てもらう。

傷口を見てもらったけれど、化膿など傷にはなんの問題はなく、痛みもそのうち落ち着くでしょうと言われる。ロキソニンを処方してもらって帰宅。

12日目

段々痛む回数と強さが落ち着いてくるが、食事の時に少し痛むことも。寝るときにムズムズと軽い痛みが気になるため、しばらくは寝る前には痛み止めを飲んだ。

14日目

抜歯から1週間。痛み止めを飲まなくても大丈夫になる。
朝一で抜糸。傷口の経過も順調で痛みもなく終了。口をゆすぐと結構血が出てびっくりしたけれど。

これにて無事終了!

これまでと違って痛みが強かった親知らず

神経が近かったことが、今回痛みが強く長引いた原因だったと思います。これまでに抜いている親知らずは抜歯後に軽い鈍痛があったくらいで、痛み止めも初日しか飲まなかった記憶があります。

その記憶があったから、こんなに痛むものかと怖く感じてしまいました。
あと1本親知らずが残っていますが、こいつもやっかいな埋没タイプなので何事もなくひっそりしてくれればいいなと心から思います。

以上、
ここまで読んでいただきありがとうございます。

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